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文書作成日:2021/06/30

コロナ禍で2度目となる夏季賞与の支給時期を迎えます。ここでは厚生労働省の調査結果(※)から、病院・一般診療所の別に、直近5年間の夏季賞与支給事業所における労働者1人平均賞与額(以下、1人平均賞与額)などの推移を、みていきます。
上記資料から病院の夏季賞与1人平均賞与額などの推移を、事業所規模別にまとめると下表のとおりです。
病院の2020年の1人平均賞与額は、5〜29人が12.3万円で増加に転じました。30〜99人は3年ぶりに30万円を割り込み、26.5万円となりました。2020年のきまって支給する給与に対する支給割合は、5〜29人が0.75ヶ月、30〜99人が0.95ヶ月といずれも1ヶ月を下回りました。ただし、5〜29人は2019年に比べ2倍以上の増加です。


上記資料から一般診療所の夏季賞与1人平均賞与額などの推移を、事業所規模別にまとめると下表のとおりです。
一般診療所の2020年の1人平均賞与額は、5〜29人では3年ぶりに増加に転じ、16.8万円となりました。ただし、2018年以前の水準には戻っていません。30〜99人は17.5万円で、20万円を割り込みました。きまって支給する給与に対する支給割合は、どちらも1ヶ月を下回る状況が続いています。
支給事業所数割合は5〜29人が70〜80%台で、30〜99人は2019年以降で90%台が続いています。

今年の夏季賞与は、どのような結果になるでしょうか。
(※)厚生労働省「毎月勤労統計調査」
日本標準産業分類に基づく16大産業に属する、常用労働者5人以上の約190万事業所から抽出した約3.3万事業所を対象にした調査です。支給事業所における労働者1人平均賞与額は、賞与を支給した事業所の全常用労働者についての1人平均賞与支給額です。きまって支給する給与に対する支給割合は、賞与を支給した事業所ごとに算出した、きまって支給する給与に対する賞与の割合(支給月数)の1事業所当たりの平均です。支給労働者数割合は、常用労働者総数に対する賞与を支給した事業所の全常用労働者数(当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む)の割合です。支給事業所数割合とは、事業所総数に対する賞与を支給した事業所数の割合です。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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