文書作成日:2019/12/12
病院と有床の一般診療所が減少 平成30年医療施設(動態)調査・病院報告 今回は、厚生労働省の「平成30年 医療施設(動態)調査・病院報告」の結果に注目します。
1. 施設数
- 病院…8,372(前年[2017年]:8,412)
- 一般診療所…102,105(同:101,471)
全体として病院が40施設の減少に対し、一般診療所は634施設の増加です。この一般診療所の増加について、もう少し詳しく見ると、以下の通り、有床の一般診療所が268施設の減少に対し、無床の一般診療所が902施設増加しています。
- 有床…6,934(同:7,202)
- 無床…95,171(同:94,269)
また、診療科別に見ると、腎臓内科、糖尿病内科(代謝内科)、乳腺外科等が増加し、外科、内科、小児科等が減少しています。
2. 病床数
病床数は、全国では前年比11,835床減の1,641,468床で、特に一般病床で減少(890,712床で前年より153床減)しています。
3. 病院報告より 1日平均外来患者数
病院の1日平均外来患者数は1,334,097人(前年比0.9%減)で、うち「一般病院」は1,275,608人(同1.0%減)となりました。
人口10万対1日平均外来患者数は全国1,055.1人(前年比7.7人減)で、都道府県別では高知県(1,743.6人)が最も多く、徳島県(1,485.6人)が続きました。最も少ないのは神奈川県(827.0人)で、次いで静岡県(835.9人)となっています。
結果の全文は、以下のサイトで公表されています。
厚生労働省「平成30(2018)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
- 来年度に計画されている介護職員の確保のための取組み2019/12/05
- 財政審議に見る、今後の医療の方向性2019/11/28
- 財政審議に見る、今後の介護改革の方向性2019/11/21
- 介護分野文書の負担軽減 中間とりまとめに向けて2019/11/14
- 令和2年度診療報酬改定 基本方針の検討開始2019/11/07
- 平成30年の災害拠点病院等の耐震化率は90.7%2019/10/31
- 病院の非常用電源の確保及び点検状況調査の結果2019/10/24
- 平均寿命、今年も男女ともに過去最高を更新2019/10/17
- 令和2年度の厚生労働省税制改正要望 〜医療・福祉編2019/10/10
- 令和2年度の厚生労働省の予算概算要求 〜医療・福祉編 22019/10/03
- 令和2年度の厚生労働省の予算概算要求 〜医療・福祉編 12019/09/26
- 業務上の精神障害、平成30年度統計でも医療・介護が上位に2019/09/19
- 平成30年社会医療診療行為別統計の概況2019/09/12
- 「高齢社会白書」にみる介護の現状2019/09/05
- オンライン診療の実績ある医療機関の3分の2が「コストに見合わない」と回答2019/08/29
- 平成30年の死因、「老衰」が第3位に2019/08/22
- 介護保険施設等への実地指導、効率化へ2019/08/15
- 老健や介護医療院のための医薬品使用マニュアル2019/08/08
- 10月から、福祉用具の貸与価格の上限が変わります2019/08/01
- 骨太方針2019に見る、これからの医療・介護の方針2019/07/25
- 介護現場におけるハラスメント対策マニュアル2019/07/18
- 高齢者介護施設における感染対策マニュアル2019/07/11
- 未成年の精神疾患の患者数、15年で2倍に2019/07/04
- 常勤の介護職員の月給が30万円超えに2019/06/27
- 医療機関向け、外国人患者受入れマニュアル2019/06/20
- 未届有料老人ホーム、1,000件を割り899件に減少2019/06/13